会社を作ってしばらく経ちますが, なぜ「群馬で Web サービスをつくる会社」を標榜しているのかといった話をあまりする機会もないのでまとめてみる次第です。
会社名の由来
会社名の フィルイン は英語で「隙間を埋めるもの」という意味から来ています。
個人事業主の頃から事業として OSS の活動として「足りないものを埋める」といったスタンスでプログラムを書いてきました。法人設立後の事業内容としても継続していくことになるだろうというところで社名に決定しました。
群馬県内の状況とどうやっていくか問題
群馬県内の状況というのは都内から 100km 程度といえどなかなかの状態です。
- そもそも人がいない
- スキルが上がったところで給与はあまり上がらない
- 新しい技術を試しづらい環境や事業内容
- できる人は高崎駅から新幹線で都内に通勤してる現実
この環境の中で事業を行っていくには人材の確保と育成が必須になってきます。他社さんがどういう風に考えているかはわからないのですが, 特にこれといって取り組みは見当たりませんでした。
個人事業からやってきたことを考えれば受託開発を中心としたシステム開発を進めていけばよかったのですが, それだけでは中長期的に厳しいと考えています。外部環境を含めた問題点を整理した結果, 次のことをやっていこうという考えに至りました。
- 1〜2 程度を雇用できる程度の現実的な Web サービスの企画・開発・運営
- 特に都内と遜色なく戦えそうな分野
- 雇用しつつ次のサービス開発へ
- Web サービスの開発や長期運用を元にした人材育成
- 新しい技術の投入機会の確保
- 集積したナレッジと人材を活用した他業種の Web サービス参入支援
- プログラマ人材の活躍領域の拡張
Web サービスの開発を行いつつ, 受託開発によってキャッシュフローの維持を行っているのが現状です。もっとカッコよく投資がどうのこうのといったお話ができるといいのですが, お金を入れたところで人材の確保は群馬県内では難しいのでないかなと考えています。
なぜ「Web サービスをつくる」会社なのか
結論としては 継続的に群馬県内で事業を行っていく上で必要な環境をつくるため です。
ブランディングとして同業他社さん以外の企業に対しても一体どんな会社なのか漠然としたイメージをもってもらうためでもあります。システム開発といっても普通の人はどんな仕事をしてくれるのかイメージできないのが普通です。
最後に
弊社は技術スタックとしては PHP, Ruby(on Rails), Golang, JavaScript をベースにインフラまわりでは ansible や terraform, packer などの Hashicorp tools を採用しています。サーバについては使っているツールの都合もあり DigitalOcean, AWS が中心になります。県内の小さな会社ではかなり珍しい構成になるかと思います。
新しいものである程度安定的に使える見込みが立つもの, 問題を解決してくれるライブラル, ツールやサービスについては積極的に採用していくスタンスです。 もしご興味のある方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡・お問い合わせください。